入社後の具体的な仕事や、その後のキャリアステップなどを具体的に紹介いたします。
答えるのは、入社3年目、グロサリー部に所属する柿木裕一です。
グロサリー部の「受発注業務」を担当しました。
新人は各部門のいずれかに配属されますが、全員この「受発注業務」から始めます。その部門で扱っている商品にはどんなものがあるのか、どこで作っており、どんなルートでCGCを経由して、加盟店(スーパー)の店頭に並ぶのかを理解するためです。具体的には、次のような業務です。
加盟店(スーパー)のバイヤーさんから電話やFAXで「この商品を、これだけの量、いつまでに当社の○○店へ」というように注文が来ます。
その商品をオンラインで北陸CGCでの在庫を確認する。なければCGCジャパンもしくはメーカーに連絡をとり発注する。
物流センターに連絡し、配送の手配をし、納品ができたかどうかを管理する。このような流れです。
基本的にはそうですが、倉庫へ在庫確認に行ったり、スーパーに顔を出したりもします。
スーパーに行くのは、バイヤーさんに自分の名前と顔を覚えてもらうためです。「柿木です!いつもありがとうございます!」と自分をPRするチャンスなのです。
私の場合は2年目の夏からでしたが、グロサリー部の中の菓子を担当することになりました。
具体的にひとつのジャンルの商品を担当して、スーパーさんに向けた企画提案を行ない、CGC商品の販売促進を行なうのです。
昨年の販売促進案を分析し、全国各地のいろいろな成功事例を収集し、それらをアレンジして今年度のプランを練るのです。
例えば菓子Aという商品があるとしましょう。昨年はCGC北陸全体の取扱量が10億円だったとします。それを今年は12億円にしたい。そのためには、
そしてスーパーのバイヤーさんに「今年のこの季節は、こんな商品をこんなふう売れば伸びますよ」という企画を、数値的な根拠もキチンと示して、納得いただき商品を仕入れていただく、ということです。
はい、月1回、スーパーの菓子部門バイヤーさんたちに集まっていただき、3ヶ月後の商品企画・販売促進企画をプレゼンします。バイヤーさんたちは、商品のプロ。また店頭でお客様の買物行動を見られていますから、シビアな質問が飛び交います。緊張しますよ(笑)。
まず、商品のことが分かること。今そのジャンルにどんな商品があるのか。どんなものが売れているのか。なぜ売れているのか。味や賞味期間、材料等々はどうか、など、市場の変化に興味を持ち知ろうとすることですね。
それと買う消費者のニーズや気分はどうなのか。どんな時に買うのか。これまでどんな売り方をしたのか。その成果は数値としてどうだったのか。経験と想像力と分析力の仕事だと思います。
私の今後のテーマは「商品開発」です。売れる商品をいかにつくるか。先ほどの菓子の例ですと、北陸には規模は小さいながらもいい技術を持った菓子メーカーがたくさんある。そうしたメーカーさんと協力しながら、新しい商品を作りだすことに挑戦していきたいです。